妊娠初期にコーヒーは禁忌?妊婦のNG行動のホントの所を調べてみた
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妊娠中って何をやっていいのか、何をやっちゃ駄目なのか気になりますよね?
よく言われるのはカフェインは摂っちゃダメって話や、薬を飲めないって話ですよね
今回は妊娠中にやらない方が良いと言われている事について、実際のところどうなのか!?
調べてみました。
(参考図書:山下守著 妊娠・出産マニュアルBOOK)
- 妊娠中はカフェインは摂っちゃ駄目?
- パソコン、スマホを長時間使う事で電磁波の影響はあるのか?
- 妊娠中は飛行機や新幹線に乗ってはいけないのか?
- 過去の中絶、流産経験はこれからの妊娠に対して悪影響はあるのか
- 妊娠中にインフルエンザの予防接種はしても良い?
- 妊娠中に温泉やサウナは入っちゃ駄目?
- 風邪薬は飲んじゃダメなんですか?
- 子宮筋腫は妊娠中に影響があるのか
- まとめ
妊娠中はカフェインは摂っちゃ駄目?
コーヒー、紅茶、緑茶(日本茶)と日常当たり前のように口にする飲み物には結構カフェインが含まれていますよね
妊娠中はカフェインの分解速度が遅くなります。
カフェインを大量に摂取する事で、分解待ちで体内に留まっているカフェインが胎児にまで届き、その結果死産や胎児の発育を阻害する可能性があると言われています。
ではその”大量”とは一体どの程度の量を示すのでしょうか?
研究機関のレポートによると1日1000mg相当の摂取で悪影響が出る事が報告されています。
ならそれ以下であれば問題ないのかと言うと
海外の情報によると、現在、食品中のカフェインについては、一日摂取許容量(ADI)のような健康への悪影響がないと推定される摂取量は設定されていません。
※食品安全委員会、ファクトシートより引用
カフェインについては、妊婦に限らず、これだけの量であれば健康に害は無いという保証はされていません
しかし、コーヒー1杯辺りのカフェイン量は68mg、緑茶は30mg、紅茶は30mg
と言う事を考えると、1日辺り1杯程度であれば体内で問題なく分解される為、カフェイン残留による胎児に異常が出る事はありません。
勿論胎盤を通して少量のカフェインが胎児に行くことはありますが、1日1~2杯のコーヒーを飲むことで得られるリラックス効果というメリットの方が、デメリットよりも大きいと思われます。
但し、5杯も6杯も飲むとなると話は別ですので、あくまで常識の範囲内の摂取量で抑えるようにしましょう。
パソコン、スマホを長時間使う事で電磁波の影響はあるのか?
現代ではほとんどの人がパソコンやスマホを扱う事があると思います。
それらの機器は多少なりとも電磁波を発していますが、赤ちゃんへの影響はどうなのでしょうか
結論として、一般的に電磁波は妊娠中のお母さんや胎児に影響を与える心配はないと言われています。
むしろ、スマホやPCを扱う場合に、長時間同じ姿勢を取り続ける事の方が体によくありません。
直接的に胎児への悪影響はありませんが、肩こり・腰痛・頭痛といった不快症状を引き起こす可能性があるので、PCやスマホを扱う際はこまめに休憩を取る、姿勢を変えるといった対策を取るようにしましょう。
妊娠中は飛行機や新幹線に乗ってはいけないのか?
どちらも基本的に問題はないと言われています。
しかし、同じ体勢を長時間取る事で陣痛やおなかの張りの原因になる事があります。
飛行機については注意して欲しい点が1つあり、妊娠期間の中で飛行機での移動に適していると言われているのは12~28週までの妊娠中期までとされています。
出産の可能性などもある為、航空会社によっては妊娠9か月以降の搭乗には医師の診断書が必要な場合があるので前もって確認が必要です。
また、妊娠中は血栓が出来やすくなっているので、エコノミークラス症候群を避ける為にも自動車・飛行機・新幹線に関わらず長時間乗り物にのる際には時々体を動かす、水分をこまめに摂るなどの対策をとって下さい。
過去の中絶、流産経験はこれからの妊娠に対して悪影響はあるのか
人によっては、流産ややむを得ない理由で中絶の経験がある方もいると思います。
実は中絶の時期によっては今後の妊娠に対して悪影響を及ぼす可能性があります。
妊娠14週までの初期中絶:その後の妊娠にはまず影響はありません
15~27週の中期中絶:この時期の中絶に関しては繰り返すほどに早産、不妊といったトラブルのリスクが高くなります。
大事な事は、過去の中絶の経験をきちんと医師に伝えておく事です。
中絶、流産、手術などこれまでの経験を報告しておくことで、その人にとって最適な管理を医師が行ってくれます。
担当の医師との信頼関係はとても大事なので、きちんと全て話しておきましょう!
妊娠中にインフルエンザの予防接種はしても良い?
妊娠中全ての時期で、インフルエンザワクチンは胎児への影響はないとされています。
むしろ打たずにインフルエンザにかかった場合に重症化する危険性が高いため、現在では積極的に接種するようにすすめられています。
予防接種してはいけないと言うのは間違った知識ですので、気をつけてください!
うちもこれは知らずに、嫁は予防接種を受けていませんでした。
もしインフルエンザにかかっていたらと思うと・・・知らないって恐ろしいですね。
妊娠中に温泉やサウナは入っちゃ駄目?
温泉で効能書きの中に「妊娠中の人は入浴してはいけない」と書いてあるのを見た事がある人、多いと思います。
実はこれ、医学的根拠はないんです。
しかし、温泉ではのぼせたり転倒したりといったリスクが高いので、出来るならば控えた方が無難だと思います。
サウナに関しては、高温の為に脱水症状を起こしたり、立ちくらみを起こしたり、そもそも高温の中にずっといる事自体が胎児によくないので、絶対に妊娠中は入らないようにしましょう。
風邪薬は飲んじゃダメなんですか?
市販の薬を飲んでも身体的に問題はありませんが、出来れば健診を受けている医療機関を受診し、きちんと見てもらった上で薬を処方してもらい、用量用法を必ず守って飲むようにしましょう。
ただ、風邪は薬を飲んだからといってよくなる訳ではありません。あくまで症状の緩和などが主なので、よほど辛い状態でなければ、薬に頼らず安静にして回復を待ちましょう。
子宮筋腫は妊娠中に影響があるのか
子宮に関する事なので過敏になりがちですが、サイズの小さいものであれば全く影響はありません。
5~6センチを超える比較的大きい筋腫がある場合は、妊娠中に腹痛が起こる確率が高くなります。
しかし、必ずしも妊娠前に手術をしなければいけない訳ではありません。
子宮筋腫は大きさ以上にどこにあるか、場所が重要なので主治医と相談した上で処置を決めてください。
子宮筋腫の影響で頻繁におなかが張る場合は、子宮収縮抑制剤を処方してもらう必要がある場合があるので、それも含めて担当のドクターとはしっかりと報告、相談をするようにしましょう。
まとめ
今回は以上になります。
駄目と言われているものは多いですが、意外と根拠が無かったり全くダメという訳ではないんですね
ボクも知らない事が多かったのでかなり勉強になりました。
皆さんも出来る限り禁忌とされている行動は取らないようにして、元気な赤ちゃんを産みましょう!