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放っておくとこわい!肝臓の病気の種類と症状・原因


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肝臓の疾患には様々な種類があります。しかし、肝機能障害は自覚症状が出にくい為、放っておくと重篤化してしまう危険性があります。

 

肝臓病(肝臓疾患)や肝機能障害とは?

『肝臓疾患』『肝機能障害』『肝臓病』は、肝炎、アルコール性肝障害といった肝臓疾患で肝臓の機能が阻害されている状態の事をいいます。原因はウィルスや生活習慣である事が多いですが、繰り返す事で肝硬変などの『より重篤な肝臓病』に発展する可能性もあります。

肝臓の病気の原因と症状

肝臓の病気の原因は様々な種類に分かれます。ここでは主な4種類の疾患の原因と症状について解説します

1.ウイルス性

ウィルス性肝炎は日本人に最も多い肝臓病とされており、特に多いのが『B型肝炎』と『C型肝炎』です。

ウィルス性肝炎の原因は、体液・血液を介したウィルスの感染です。特にB型肝炎は感染力が強く、性交渉による体液の交わりでも感染する事があります。

・B型肝炎

発熱、倦怠感、食欲減退、嘔吐、黄疸などの症状が表れる。肝硬変の原因として一番高いのがウィルス性肝炎である為、注意が必要。

ある程度免疫力が発達した年齢で発症した場合『一過性感染』といい、自然治癒します。しかし、免疫力が発達していない年齢(大体7歳まで)に発症した場合、体内からウィルスを排除できず、生涯ウィルスを体内に宿した状態『持続感染』となってしまいます。

・C型肝炎

倦怠感、食欲不振、嘔吐などの症状が表れます。B型肝炎に比べて自覚症状が少ないのが特徴ですが、B型肝炎と違って完治しづらく、約7割が慢性化してしまいます。

 

2.アルコール性

アルコール性肝炎とは、過剰なアルコールの摂取により『肝臓が炎症を起こしている』状態の事をいいます。肝細胞の3割を超える量の中性脂肪が肝臓に溜まっている『脂肪肝』の状態でアルコール摂取を続けた場合に、全体の1~2割がアルコール性感染を引き起こします。

・アルコール性肝炎

発熱、倦怠感、食欲不振の他、右上腹部の鈍痛なども症状として表れることがあります。悪化すると腹水や浮腫みも表れる為、早期の病院受診と禁酒が必要です。

放っておくと「肝硬変」や「肝がん」になるリスクが

アルコール性肝炎を発症しても過剰なアルコールの摂取(1日日本酒5合)を続けた場合、およそ20年で1~3割の人がアルコール性肝硬変まで病気が進行します。

また、「肝硬変」を放っておくと肝がんになる恐れもあります。早期対処が大切です。

さらに肝硬変を放っておくと、肝硬変の原因が何であれ、肝臓がんへと進展してしまうのです。

引用:大塚製薬|だれにでもできる肝硬変の栄養療法

http://www.otsuka.co.jp/health_illness/kanzou/page2.html

3.薬剤性

薬の副作用によって肝機能に障害が出る事を『薬物性肝障害』といい、薬剤に対するアレルギーが原因で発症する『アレルギー性』と肝臓の解毒能力を超える量の薬物を服用した場合に起こる『中毒性』の2つに分かれます。

・アレルギー性

発熱、皮膚の痒みや発疹、黄疸などの症状が表れ、薬物性肝障害の大半がこのアレルギー性です。アレルギーには個人差がある為、事前の予測が中々できません。

・中毒性

倦怠感、嘔吐、黄疸などの症状が表れ、症状が重篤な場合は肝不全で死亡する場合もあります。

4.遺伝性

肝臓病自体が遺伝する事はないと言われています。但し両親、祖父母にガン患者がいた場合、その素因がもととなる『遺伝性腫瘍症候群』である可能性があり、その場合は遺伝的に罹患しやすくなります。

 

 

このように一口に肝臓の疾患、異常といっても様々な原因や病気である可能性があります。自覚症状の薄い肝臓が異変を感じている時点でかなり進んでいる可能性があるので、少しでもおかしいなと感じたらすぐに病院へいきましょう。